夜中の制作を続けるうちに自分の絵の中に光を求める様になりました。まっさらなキャンバスに絵の具を置いていると、徐々に色は立ち上がり、光を帯びてきます。毎日制作をしていると描きたいモチーフはすぐに消費されて、描きたいものは無くなっても制作への欲求は残り続けます。描きたいものは何も浮かんでこない、その上で何を描くか、イメージを求めず即興的に何が表現出来るか、自身の意識を超えて光を捉えるという絵画における原初的な欲求に従い日々制作を続けています。